大阪でシックハウス測定を考えているなら

シックハウスは新築の住宅にとくに起こりやすい健康被害とされています。ここではシックハウスとは一体どういうものなのか、その対処法は、そしてその測定についての情報を紹介いたします。

シックハウス症候群とは

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シックハウス症候群とは、住宅の高気密化などが進むにつれて発症例が増えてきた症状で、建材などから発生する化学物質による空気汚染、他にもダニやカビなどの繁殖にたいするアレルギー反応が起こるなど、家が原因で健康影響が起こる症状をさしています。

症状は主に目がチカチカしたり、乾燥を感じたり、頭痛や吐き気が起こったりと個人差がある上に、必ずしも起こるとはされていません。

個人差が非常に大きいので、家族の一人が発症しても他の人には一切影響が出ていない場合もあり、なかなか気付けないという現状です。

特に化学物質は新築ほど起こりやすく、5年以上経過した物件の場合は起こりづらいとされています。

しかし中には10年こえても空気中に溶けだす化学物質もあるので、必ずしも安心とはいえません。

また、ダニやカビは新築でなくても発生するものですし、家以外にも家具やおもちゃなどが原因でこれらの症状が発症する場合もあります。

原因物質としてあげられているのがホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどの有機溶剤を中心に、他にも燃焼排ガス成分、芳香剤、殺虫剤、ダニやカビなどです。

中には普段の生活でなにげなく使用しているものもありますので、どれが原因になるかを突き止めるのは少々難しい場合もあります。

症状が出た時には、普段使用している芳香剤をかえたか、新築に引っ越したか、新しい家具などを購入したか、思い当たるさまざまな要因から考えていく必要があります。

もし発症した場合は有力な治療法はないものの、アレルギー科や内科を受診して原因を突き止めるのが大事です。

それにより、対処法を考えていくことが可能です。

有効な対処法は

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シックハウス症候群には治療法が確立されておらず、基本的には原因物質を取り除くなどの対処が求められています。

原因となるアレルゲンを突き止め、それを保有している家具などを撤去、カビなどが原因の場合は除去作業にあたったりします。

場合によっては家の建材が原因である、という場合があるので、その場合は引っ越しあるいはその原因を除去できなくても、空気汚染をしづらくする工事を実施する場合もあります。

いずれにせよ対処方法は差があり、すぐに実践できるものもあればそうでないものもあります。

アレルゲンによって対処法の難易度が変わりますので、医療機関にて検査をまずおすすめいたします。

大阪では現在、たくさんの新築が増えています。

そこに引っ越してすぐは特になにもなかったものの、段々と症状が出てくるケースもあります。

家にいることでなにかしらの症状が出るようですと、シックハウス症候群を疑い、行動をおすすめいたします。

治療法というものがない分、生活の改善などを通して早めの行動が必要なのです。

建て替えが難しいなどの場合であっても、十分な換気やこまめな掃除で改善できる場合があります。

特にシックハウスが懸念される時期

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年間通して症状が発症するシックハウスですが、特に注意する時期もあります。

そのときの環境によって発症率が変わる可能性があります。

それは春から梅雨の時期で、まず春になると一人暮らしなど、引っ越しをする人が増えます。

その時に引っ越した家がシックハウスの原因を持っていた、というケースがあります。

住まいを変更する場合、やはりシックハウス症候群になる可能性が高くなるのです。

そして他にも、梅雨特有の湿気が原因でカビが発生しやすくなります。

これもシックハウスの原因物質なので、体調不良が疑われた場合には医療機関にて検査、そして原因物質を取り除くのをおすすめいたします。

大阪は大きな都市ということで、就職先として選択し、移住する人は多いです。

それゆえにシックハウスに悩む人も多いので、不安な場合は測定もおすすめいたします。

シックハウス測定について

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シックハウス症候群の発症が疑われている、利用している建物はどうなのかを調べる必要がある場合は、厚生労働省が推奨している方法で測定します。

アクティブ法と、代替法として認められているパッシブ法を用いられており、いずれも空気汚染が感知できるものとなっています。

ホルムアルデヒド専用など、もっと簡易的なものもありますので、必要に応じて利用をおすすめいたしますが、厚生労働省に推奨されているのはこの二種類です。

アクティブ法

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アクティブ法とは吸引ポンプを用いて室内の一定量の空気を吸引する方法で、吸引入り口に取り付けた捕集管で採集します。

このアクティブ法は空気中のVOCが最大になる場合の量を測定することが可能です。

また、測定にかかる時間が短く、環境を整えての準備に五時間ほどかかるものの、それが済めば三十分程度の測定を二回で完了します。

全ての工程をあわせても六時間ほどでおわり、それでいて標準的な方法として選定されています。

これで得られた結果は信頼性が高く、精度が申し分ありません。

ただし、専門者による測定が必要で、専門の機器を要するため測定費用は高くなる傾向にあります。

パッシブ法

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こちらはアクティブ法の代替法として推奨されているシックハウス測定方法となっており、サンプラーを室内につるす形で取り付け、それを24時間後回収するという測定方法です。

専門者を必要とせず、自主測定が可能なため測定費用がアクティブ方に比べて安価で済むというメリットがあります。

また特別な測定機器は必要なく、住宅内にて複数の部屋を同時測定が可能です。

もっと気軽にできる測定方法ということで有用ではあるものの、こちらは最大濃度を測定するものではなく、あくまで平均値の算出です。

そのため信頼性はアクティブ法に比べて低いといわれています。

どちらもシックハウス測定として認められている方法ではありますが、より本格的な測定を求める場合にはアクティブ法を用いるのをおすすめいたします。

また、24時間の平均値を測定するということで、その長時間の間は入室が不可、という不便さもあります。

シックハウス測定での項目

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アクティブ法、パッシブ法がありますが、いずれも化学物質を測定するのに向いています。

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒト、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、パラジクロロベンゼンの測定が可能です。

アルデヒド類、揮発性有機化合物によるシックハウス症候群を疑っている、公共施設における化学物質調査の際に有用な方法です。

シックハウス測定についてのまとめ

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大阪ではシックハウス症候群に悩む人が多く、人の移住が特に多い春から、湿度が高くなる梅雨にかけて体調不良に陥る人が多いとされています。

治療法はなく、原因物質を取り除く以外に方法はないとされるこれは、アレルギー科か内科にて、まずは自身の検査が必要です。

その原因物質がわかり次第、こまめな換気や掃除で対応していく他、場合によっては引っ越しなども考えていかなくてはなりません。

原因物質は化学物質以外にもカビやダニなども考えられます。

絞り込むのは難しいかもしれませんが、化学物質に関してはシックハウス測定にて計測が可能です。

大阪にてシックハウス測定をしている会社がありますので、不安な場合はもちろんのこと、定期的な測定もおすすめいたします。